北アルプス・烏帽子岳〜笠ヶ岳
この夏は、北アルプスのまだ歩いていない所を4白5日で計画。テントにシュラフ、5日分の食料、着替え、カメラ2台、双眼鏡、ラジオなどをキスリング(サイドポケットのついた帆布製のザック)に詰めたら30kgになってしまいました。
- 【日 程】1993年8月1日(日)〜5日(木)
- 【山域名】北アルプス
- 【山 名】烏帽子岳、三ッ岳、野口五郎岳、水晶岳、鷲羽岳、弓折岳、抜戸岳、笠ヶ岳
- 【同行者】なし
- 【地 図】20万分の1地勢図「高山」、5万分の1地形図「槍ヶ岳」「上高地」
- ※右の地図をクリックすると、拡大図が別ウィンドウに表示されます。
- 【タイム】
- 〈第一日〉(実歩行時間6時間20分)
- 大町駅前5:55 ⇒ 6:40高瀬ダム6:45 → 7:10最後の水場7:25 → 10:50三角点 → 11:00タヌキ岩11:05 → 12:30烏帽子テント場13:10 → 14:00烏帽子岳14:10 → 15:00烏帽子テント場
- 〈第二日〉(実歩行時間7時間)
- 烏帽子テント場5:30 → 6:45三ッ岳標高点 → 戻る → 三ッ岳標高点7:25 → 7:35三ッ岳山頂7:55 → 9:30野口五郎小屋 → 9:50野口五郎岳10:15 → 12:50東沢乗越13:00 → 14:00水晶小屋14:25 → 14:55水晶岳15:20 → 15:45水晶小屋
- 〈第三日〉(実歩行時間4時間40分)
- 水晶小屋8:20 → 8:50祖父岳分岐 → 9:55鷲羽岳10:00 → 10:50三俣山荘11:05 → 13:35双六テント場
- 〈第四日〉(実歩行時間6時間)
- 双六テント場6:35 → 7:55弓折岳8:05 → 9:50秩父平10:15 → 11:15抜戸岳 → 11:50分岐 → 13:00笠ヶ岳テント場13:20 → 13:40笠ヶ岳13:45 → 14:00笠ヶ岳テント場
- 〈第五日〉(実歩行時間5時間30分)
- 笠ヶ岳テント場5:45 → 6:30分岐 → 7:40杓子平7:50 → 9:40岩小舎沢9:45 → 10:40笠新道口 → 11:30新穂高12:00⇒14:40松本駅
第一日(8/01)
甲府駅2:07発の急行アルプスは混んでいたので次の臨時アルプスにする。座席は空いていたが、出入口でしばらく寝る。八ヶ岳、中ア方面の客が降りて4人掛けが空いた。
大町のタクシーは強引で高瀬ダム方面行きを並ばせ4人ずつまとめる。それでも結局、バスより良かった。七倉より奥は6時半までゲートが開かないので少し待つ。昨年からタクシーが高瀬ダムまで入れるようになった由。
トンネルをくぐり、吊橋を渡って、尾根への取り付きの最後の水場でポリタンクに水を入れる。荷が重いので、他の人より遅い。鳥帽子のテント場でテントを張ってから烏帽子岳を往復。コマクサあり。船窪岳から来た人にコースの様子を聞く。かなり怖い所があったようだ。烏帽子岳山頂からは唐沢岳餓鬼岳燕岳方面が見える。雲のため薬師岳や立山は見えない。
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| <コマクサ> | <烏帽子岳> | <チングルマ> | <テント> |
第二日(8/02)
良い天気でテントの下方の池を前景に大天井岳が美しい。縦走路から立山・後立山方面が重なって見え、途中から槍ヶ岳も見えて来た。三ッ岳の標高点につくと表銀座の稜線の向こうに南アルプスが見える。蛙岩の上に見えた三角形の山は富士山だと思ったら甲斐駒ヶ岳で、富士山はもっと左だった。三ッ岳の山頂がわからず通り過ぎそうになって荷物を置き標高点まで戻ってから三角点の山頂がわかる。山頂の岩上からリバーサルフィルムでパノラマ写真を撮る。赤外フィルムは後のことを考えて控える。富士南アをリバーサルと赤外、標準と望遠レンズで撮影。多くの人はこの山頂は通らないようだ。
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| <三ッ岳山頂から富士山と南アルプス> |
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| <三ッ岳山頂からのパノラマ(槍ヶ岳〜水晶岳〜薬師岳)> |
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| <三ッ岳山頂からのパノラマ(立山〜後立山)> |
野口五郎岳へはダラダラの登り。野口五郎小屋では好天に布団干しをしていた。野口五郎岳山頂からは残雪をまとった水晶岳が素晴らしい。
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| <野口五郎岳山頂から> | <水晶岳> | <三俣蓮華岳、鷲羽岳> |
雲が出て来る。キスリングが腰にあたると思ったら傘が底に入り込んでいた。水晶小屋の手前付近が道がやや悪い。
水晶小屋では小屋番がかなり混みそうだからできるだけ他の小屋へ行って欲しいと言っているが、予定通り泊まることにする。今日のような好天は久しぶりだとのこと。荷を置いて、水晶岳へ。南峰よりやや低い三角点のある北峰へも行く。小屋では水を売ってくれないので近くの雪渓へ行って雪を溶かし湯を沸かす。他の人の話では、雪渓の雪解け水を集めている小屋のポンプの所で水が汲めるらしかった。小屋の客は33人で食事は2交代、布団は1枚に3人。食欲のない女性客の飯とおかずを分けてもらう。夜から雨。
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| <キバナノコマノツメ> | <赤牛岳と黒部ダム> |
第三日(8/03)
雨がやまないので停滞しようかとも思うが、小屋のラジオの天気予報では数日ぐずついた天気が続くということなので、とりあえず三俣蓮華まででもと思い、ゆっくりと出発。鷲羽岳では雨と霧で何も見えない。百名山の石を拾う。三俣蓮華小屋の入り口でフランスパンを齧る。三俣蓮華岳の山頂へは行かず、巻道を双六小屋へ向かう。思ったより長く、時間がかかる。双六小屋の前には水が引いてあり助かる。すっかり濡れてしまったので衣類をすべて替える。替えを持って来て良かった。2度めの昼食の餅入りカップスープがおいしい。ラジオの天気予報が芳しくないので、明日は笠ヶ岳は止めて、新穂高へ下山しようかとテントの雨音を聞きながら考えた。
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| <双六テント場> | <コバイケイソウ群落> |
第四日(8/04)
雲はあるものの雨はあがっているので、最初の予定通り笠ヶ岳へ向かう。弓折岳には中学生らしい一団。烏帽子岳から一緒の4人連れのおばさんグループと前後しながら歩く。ライチョウ。秩父平でフランスパンをかじっていると雨が降り出す。昨日濡れてしまったTシャツとズボンに替える。降ったり止んだりで、着ているうちにカッパは乾いてきた。笠ヶ岳小屋はテント場よりも5分も上にある。トイレに行くのが大変だ。笠ヶ岳のテント場より上はほとんど石畳。テントを張ってから頂上を往復。霧で何も見えない。思ったよりもなだらかな登りで天気が良いときにまた来たいと思う。雨が止んでいる隙に水汲み、トイレをすませる。
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| <ライチョウ> | <笠ヶ岳山頂> |
第五日(8/05)
夜から降ったりやんだり。荷は重いし、天気は悪いしで、計画では焼岳を越えて上高地に下山する予定だったが、それはやめて新穂高に下ることにする。笠新道を下り始めたところで南方の霧が晴れ、乗鞍岳や霞沢岳が見える。杓子平でバランスをくずして転ぶ。この時、キスリングの肩ベルトの付け根のリングを止めてある部分が切れてしまった。細引きでしばったら何とか背負えそうなので助かった。しばし、見えていた笠ヶ岳は写真を撮る前に雲に隠れてしまう。
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| <乗鞍岳> | <ニッコウキスゲ> | <ササユリ> |
杓子平を過ぎるとあとはひたすらの下り。荷をかばって歩くせいか脚が痛い。下りが長い。新穂高では風呂に入りたかったが1本しかない松本行きのバスが30分後だったため諦めて、店でパンとトマトジュースを買って昼食。Tシャツは着替えるが、ズボンが汗臭い。バスは空いている。松本駅では1時間余り待ち時間があったので、駅ビルの喫茶店へ。


















