鉢盛山とハト峰
塩尻の西の鉢盛山に行ってきました。山村正光さんの『車窓の山旅・中央線から見える山』には、「松本平の西南にひときわめだつ鉢を伏せたような山」と紹介されています。
- 【日 程】1995年5月27日(土)~28日(日)
- 【山域名】北アルプス前衛
- 【山 名】鉢盛山(2446.4m、一等三角点)、ハト峰(1970.8m)
- 【天 候】27日:快晴、28日:朝快晴、高曇り
- 【同行者】保坂
- 【地 図】
- 20万分の1地勢図「高山」、5万分の1地形図「塩尻」
- ※右上の地図をクリックすると、5万分の1地形図が別ウィンドウに表示されます。
- 【タイム】
- 〈第一日〉(実歩行時間2時間30分)
- 塩尻駅10:55 ⇒ 12:00鉢盛山登山口(標高1750m)12:25 → 13:40水場13:55 → 14:05稜線 → 15:05避難小屋 →15:15鉢盛山
- 〈第二日〉(実歩行時間5時間30分)
- 鉢盛山7:40 → 8:10野俣沢分岐8:20 → 10:15アキンド高原10:20 → 10:50ハト峰11:45 → 13:00大船沢林道終点 → 13:40御道開渡 → 14:35小野沢(朝日村役場前)15:00 ⇒ 15:15塩尻駅
第一日(05/27)
塩尻駅からタクシーで、高原野菜畑の中の「サラダ街道」を通って朝日村へ。運転手にすすめられて役場に寄る。林道は工事の車が入っているので、ゲートは開いているとのこと。「鉢盛山ガイド」というパンフレットをもらう。最奥の集落の御馬越を過ぎた所にゲートがあり、係員が入山者をチェックしている。入山者名簿に記入する。この日は約20人の記載があって、うち7割は山菜採り、残りの3割が登山者。
標高1750mの登山口までタクシーで登ってしまう。タクシー代8,090円也。12kmの林道歩きを覚悟していただけにラクチンラクチン。登山口で昼食。登山口には3台が駐車。皆日帰りのようで、登り始めてから4組7人が下りてくる。もう、この山には我々だけだ。
標高2100m付近の最後の水場で米を研ぎ、水を汲む。稜線に出ると残雪あり、スパッツを着ける。雪に埋もれた「権現の庭」という小湿原を過ぎると、すぐに林の中にプレハブの避難小屋が現れる。ストーブや非常食が置いてあるが、暗くて快適とは言い難い小屋なので山頂を目指す。10分ほどで3つの石祠と真新しい木の祠のある鉢盛山山頂。一等三角点と展望盤もある。
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| <鉢盛山山頂> | <展望盤> |
午前中は快晴だったけれど、さすがに霞んできた。それでも槍穂を始め、まわりの山はひととおり見える。木に邪魔されて1点360度といかないのが難だが、広い山頂をあちこち歩き回れば何とか見えそうだ。北寄りのマイクロ波の反射板の所からの槍穂は素晴らしい。明朝の天気に期待をかける。塩尻や松本の夜景を眺めるのにも良い場所だと思う。雪の溶けた所にテントを張り、7時前には寝袋に入る。夜景は見ずじまい。
第二日(05/28)
寒くてよく眠れず。テントの中で零下4度。一昨日の甲府は30度を越えていたのに..。テントを出れば快晴!松本盆地に広がる水田が朝日を反射して光っている。眼前の乗鞍の迫力、変わった角度からの槍穂高の新鮮な偉容、御岳の優美、意外に鮮明な妙高戸隠、八ヶ岳や木の間から切れ切れに見える南アルプスの遠望、中央アルプスは経ヶ岳の黒と木曽駒の白。二人で写真を撮りまくる。
鉢盛山山頂から北西〜北のパノラマ(ここをクリックすると、拡大写真が別ウィンドウに表示されます。)
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| <乗鞍岳> | <御嶽山> | <妙高・戸隠> |
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| <八ヶ岳> | <南アルプス> | <木曽駒ヶ岳> |
鉢盛山山頂から北〜南東のパノラマ ※上の画像をスワイプすると左右にスクロールします。
帰りは北東にのびる尾根をハト峰に向かう。薮こぎのつもりで来たが、「ハト峰へ」という標識が所どころにあり、尾根通しの道は刈り払われている。花をつけ始めたマイヅルソウが道一面に広がっている。足の踏み場がなく、もうしわけないもうしわけないと言いつつ進む。途中、山頂からは見づらかった南アルプス方面がよく見える。
ハト峰は古い石碑が置かれた小広い山頂。北アルプス方面は林で見えないものの、東側は遮るものなく、美ヶ原から八ヶ岳、南アルプス、木曽駒まで、こちら方面は鉢盛山頂よりも眺めが良い。
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| <鉢盛山> | <ヤマブキ> | <エンレイソウ> |
蕨を摘みながら大船沢に下る。明るい唐松林の中に山吹の群落。周りが黄色く染まっている。村が近づいたかと思うと、切り開かれたばかりと見えるスキー場に出る。御道開渡のスクールバスは日曜運休で、朝日村役場まで歩く。松本電鉄バスも本数が少ないので結局タクシーを呼んだ。
(1995/05/29記)










