雲の平と高天原温泉、読売新道

地勢図

 雲ノ平と高天原温泉、さらに後半に読売新道と平の渡をつないで、懸案だったルートを歩くことができました。

【日 程】2019年7月25日(木)〜29日(月)
【山域名】北アルプス
【山 名】祖母岳、祖父岳、水晶岳、赤牛岳
【同行者】なし
【地 図】20万分の1地勢図「高山」
※右の地図をクリックすると、拡大図が別ウィンドウに表示されます。
【タイム】
〈第一日〉(実歩行時間5時間30分)
折立 8:25 → 10:06 三角点(1870m)10:12 → 12:28 太郎兵衛平 12:41 → 13:22 第一渡渉点 13:27 → 13:56 第三渡渉点 → 14:45 薬師沢小屋
〈第二日〉(実歩行時間6時間30分)
薬師沢小屋 5:45 → 7:40 アラスカ庭園 8:00 → 8:50 祖母岳 8:57 → 9:13 雲ノ平山荘 9:25 → 10:58 高天原峠 11:05 → 11:50 展望台 11:53 → 12:00 高天原山荘 12:30 → 12:45 高天原湿原 → 13:00 竜晶池 13:10 → 13:25 高天原温泉(入浴)14:00 → 14:23 高天原山荘
〈第三日〉(実歩行時間4時間40分)
高天原山荘 5:40 → 5:46 岩苔分岐 → 6:32 水晶池分岐 6:50 → 8:41 岩苔乗越 8:46 → 9:20 祖父岳 9:42 → 10:15 岩苔乗越 10:22 → 11:19 水晶小屋
〈第四日〉(実歩行時間7時間)
水晶小屋 4:25 → 5:07 水晶岳 → 6:10 温泉沢の頭 → 8:01 赤牛岳 → 8:34 7/8標識 8:42 → 9:18 5/8標識 9:24 → 10:18 3/8標識 10:24 → 11:57 奥黒部ヒュッテ
〈第五日〉(実歩行時間5時間50分)
奥黒部ヒュッテ 6:50 → 8:55 平ノ渡 10:20 ⇒ 10:30 平ノ小屋 10:38 → 11:17 休憩(食事) 11:27 → 13:46 ロッジくろよん 13:51 → 13:53 水場 14:06 → 14:36 黒四ダム・バス乗り場

第0日(7/24)
 雲ノ平に入るために、昔からの登山口である富山県の折立を選んだ。そのため、甲府からは、中央線と大糸線、旧北陸本線を乗り継いで富山駅へ、富山駅付近で一泊してバスで折立に向かうという遠回り。松本、信濃大町、南小谷、糸魚川の4駅で乗り換えとなった。
 松本駅では新宿からの中央線特急が遅れたための時間待ちで大糸線の発車が遅くなり、途中のすれ違いでさらに遅れが出て、大町での乗り換え時間が1分しかなかった。
 南小谷駅での乗り換えで、トイレに行って戻った時、同じホームに停車していた列車に乗って待っていたら、車内放送でこの列車は折り返しの大町行きだったことを知らされ、あわてて反対側の糸魚川行きに乗り換えた。あぶないところだった。こちらは1両の車両。
 富山駅に到着後、翌日のバスの発着場所を確認してからホテルへ。近くのコンビニで夕食の弁当を購入。

第一日(7/25)
 コンビニで今日の朝食と昼食用のパンとおにぎりを買ってバス停へ。バス停では、高校の山岳部のような若い人たちの集団が待っていたが、折立行きのバスには乗らず、私が乗ったバスは20人くらいで空いていた。バスの車窓からは鍬崎山らしき山が見えていた。
 折立登山口でトイレをすませ、登山開始。しばらく行くと剱岳が見えた。

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折立登山口
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ゆるやかになった登山道、遠方が太郎兵衛平
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過ぎてきた太郎平小屋を眺めながら、右下の薬師沢に下る
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カベッケが原(薬師沢小屋の手前の湿地帯)
<折立登山口> <太郎兵衛平をめざす> <太郎平小屋遠望> <カベッケが原>

 太郎平で水を補給して、薬師沢へ下る。
 薬師沢小屋では、高天原山荘から沢沿いに来た人や、折立から入って明日は雲ノ平をめざす人の話を聞いた。

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薬師沢出合い吊り橋と薬師沢小屋
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雲ノ平、正面に水晶岳
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雲ノ平山荘
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雲ノ平山荘下のチングルマの群落
<薬師沢小屋> <雲ノ平> <雲ノ平山荘> <チングルマの群落>

第二日(7/26)
 雲ノ平へは小屋前の吊り橋を渡って急な上りを登る。アラスカ庭園まで来ると水晶岳や三俣蓮華岳、黒部五郎岳が見えた。槍の穂先が見えたのは、この時だけだった。木道を進んで祖母岳に寄り道。雲ノ平山荘の下にチングルマの群落。

 高天原峠へ下って高天原山荘へ。山荘手前の展望台に寄る。山荘に荷物を置いて、高天原温泉へ。温泉へ入る前に、この先の夢の平と竜晶池を往復。
 温泉には先客が一名。先客が出た後で、デジカメのタイマーで入浴風景を自撮り。

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展望台から高天原山荘
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竜晶池
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高天原温泉(男性用)
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高天原温泉(沢にあるのが混浴露天風呂、左下が男性用、女性用は左上画面外)
<高天原山荘> <竜晶池> <高天原温泉> <高天原温泉>

第三日(7/27)
 高天原峠から雲ノ平へ登り返すのは辛そうなので、岩苔小谷沿いのルートを岩苔乗越へ。途中、水晶池に寄り道。岩苔乗越から祖父岳を往復。

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岩苔小谷上流から薬師岳
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祖父岳から三俣蓮華岳〜笠ヶ岳
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祖父岳から黒部五郎岳
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祖父岳から雲ノ平、その向こうに太郎兵衛平
<薬師岳> <三俣蓮華岳〜笠ヶ岳> <黒部五郎岳> <雲ノ平>

 祖父岳では今回一番の好展望。薬師、立山、劔、水晶、三俣蓮華、笠、黒部五郎と360度のパノラマ。槍は雲に隠れて見えず。雨雲が動いてきて水晶小屋に着く前に降り出した。

祖父岳からのパノラマ(ここをクリックすると、拡大写真が別ウィンドウに表示されます。)

 水晶小屋は布団1枚に二人とのことだったが、台風が近づいて雨の予報になったためキャンセルが出て、寝る前には布団1枚に一人となった。小屋の二階は天井が低く、梁に頭をぶつける人が多い。トイレは新築の板張りで、とてもキレイ。夕食はカレーだった。

第四日(7/28)
 昨夜、寝る前の天気予報では、今朝から天気が回復するということだったが、霧と風で時々雨。烏帽子小屋方面にルートを変更することも考えたが、当初の予定どおり読売新道に向かう。水晶岳から赤牛岳への稜線は今回最高の展望ルートのはずだったが、霧と風と雨で展望皆無。途中で一度、稜線のルートを西寄りに外して進んでしまい、GPSで確認して修正。

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雨の水晶岳山頂
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霧の赤牛岳山頂
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読売新道の標識
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奥黒部ヒュッテ
<水晶岳山頂> <赤牛岳山頂> <読売新道の標識> <奥黒部ヒュッテ>

 登山道は崩壊が進んでいる所があったが、特別に危険な所はない。赤牛岳の下りに入ると霧が少し晴れた。大きなザックで登ってきた人が一名。樹林帯に入ると小沢の中を下る所が多く、倒木も出てきた。今日のうちに平ノ渡まで進むことも考えたが、無理をせず奥黒部ヒュッテに泊まる。ヒュッテには風呂があり、湯で汗を流せた。登山客は同室に一名。他に中年夫婦が一組。テント場にはテント3張り。乾燥室にストーブが焚かれていて濡れたものを乾かすことができた。同室の一人は福井からで、その相方はテント泊とのこと。二人は三俣蓮華から来たという、中年夫婦はブナ立て尾根を登って野口五郎小屋に泊まり、ここまで来たとのこと。いずれも健脚。

第五日(7/29)
 ヒュッテを出発して黒部湖沿いの道は、地図では平らな遊歩道のように見えたが、実際は沢を横切る所などで上り下りが多く、ハシゴだらけで大変。昨日、無理をしないでよかった。

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東沢谷(奥黒部ヒュッテ近くの沢)を渡る橋
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黒部川沿いの桟道
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黒部川沿いの桟道
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平ノ渡の船がやってきた
<東沢谷の橋> <黒部川沿いの桟道> <黒部川沿いの桟道> <平ノ渡場(東岸)>

平ノ渡の場所が、崩壊で位置が変わっていた。同宿の三人とテントの二人の計6人で船を待った。テントの一人は九州からで北アルプス10日間の予定だそうだ。乗務員三名乗客ゼロの船が来て乗船。救命胴衣を着けて、写真を撮りながら進む。下船後、平ノ小屋へ寄った。テントの二人は五色ヶ原へ向かった。

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平ノ渡、西岸に到着
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平ノ小屋
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黒部湖西岸の桟道
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黒部ダムが見えた
<平ノ渡場(西岸)> <平ノ小屋> <黒部湖西岸の桟道> <黒部ダム>

 黒部ダムへの道も上流と同様アップダウンが多い。途中で中年夫婦を追い抜いた。ロッジくろよんからの道は舗装になった。テント場の水場で靴を脱いで足を洗っていると、雨が降り出した。
 黒部ダムに着くと、観光客が多い。扇沢への電気バスは、ちょうど出発したところで30分待ち。待ったおかげでバスは楽に座れた。中国人の観光客が多いせいで中国語のアナウンスもある。
 信濃大町からは座席指定の快速で松本まで行き、あずさで甲府へ。